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PCBの歴史・起源、性質・特徴などをご紹介!

PCBの歴史・起源、性質・特徴などをご紹介!

PCB(ポリ塩化ビフェニル)とは、人工的に作られた主に油状の化学物質のことであり、長期にわたり放置されてきたPCB廃棄物の処理は大きな社会問題となりました。

有毒なPCB廃棄物の適正な処分を推進するため平成13年に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」(PCB特措法)が公布され、さらに平成28年の法改正で処分を迅速に進めていくための法整備がされました。国を挙げて処分を急ぐPCBとは一体どのようなものなのか、具体的に解説いたします。

PCBの起源

PCBの起源

PCBの本格的な工業生産は、昭和4年にアメリカのスワン社によって開始されました。その後、世界中で生産されるようになり、日本においては昭和29年から大手化学メーカーによってPCBの工業生産が始まり製品化されました。

PCBの歴史

昭和4年からアメリカを起点として始まった工業生産によって、多くの製品に使用されましたが、昭和43年に日本でPCBが原因とされる食中毒事件(カネミ油症事件)が発生したことで、PCBの毒性が社会的に問題視されることになりました。その後、世界各国で規制されるようになり、生産を禁止する動きが加速します。国際的な主な動きとして平成元年のバーゼル条約、平成10年のロッテルダム条約、平成13年のストックホルム条約などが挙げられます。

こうした条約の採択により、PCBを含む有害化学物質の製造や使用、輸出入などを積極的に規制することが地球規模での取り組みとして顕著になりました。日本国内においても、平成13年にPCB特措法が施工され、処理施設の整備と法改正を進めながら取り組みを強化しています。

PCBの特徴

PCBの特徴

PCBは水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、多くの化学的に優れた性質を有しています。そのため、変圧器・コンデンサ・蛍光灯の安定器など様々な用途で利用されました。その一方、人や動物に対する毒性があり、発がん性があることや皮膚や肝臓に障害を引き起こすことが報告されています。

高濃度PCB廃棄物は、特例処分期限日に関する届出をした場合でも、平成35(2023)年3月31日までに処分しなければいけないことが法律によって定められています。期限内に処分しない場合は法律による罰則がありますので、高濃度PCBを所有しているビルオーナー様や管理会社様は早めに対処することが大切です。

東京都港区にあるタカラ工業では、東京・埼玉・千葉などの関東近郊で高濃度PCB廃棄物の処分に関するサービスをワンストップでご提案しています。高濃度PCB廃棄物の調査から回収までのアレンジを一貫してお手伝いさせていただくことで、お客様の処分にかかる負担軽減に大きく貢献いたします。お客様の状況に合わせて柔軟な対応が可能ですので、専門の業者にPCBの処理にかかる作業を委託したいとお考えの際は、お気軽にご相談ください。

PCBの処分に関するご相談はタカラ工業まで

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